半打はんだあす)” の例文
爾して忍びの蝋燭も半打はんだあすの包を其のまま衣嚢に入れ、愈々冥途の探険と云う覚悟で再び時計室へ登って行ったが丁度十時を打つ時で、有難や緑盤は余の思った通り二尺ほど開いた
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)