“北安曇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きたあずみ80.0%
きたあづみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヘボッチョ 瓜類の末なりの小さなものを、この名で呼ぶことは他の地方にも例があるが、信州北安曇きたあずみ郡の小谷おたり地方では、烏瓜のこともそういっている。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
生漉紙きずきがみで一番優れたのを作るのはおそらく飯山いいやま近くの「内山紙うちやまがみ」でしょうか。下高井郡豊郷とよさと村坪山などで産します。これに劣らないのは大町おおまちの奥の北安曇きたあずみ郡の「松崎紙まつざきがみ」や「宮本紙みやもとがみ」かと思います。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
それでオチゴカンバという語がなお残っている(『雪あかり』)。カンバもやはりカブロのことである。信州の北安曇きたあづみ郡では種子を集め丸めて手毬てまりにする。
奇抜な例を挙げると信州の北安曇きたあづみ郡でこれを雷のへそ、これただ一つでは何故なにゆえかを知るに苦しむが、他のと比べて見ると意味は「取りにくいもの」というにあったらしい。