“前晩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんばん75.0%
まえのばん12.5%
まえばん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一大事と云ふことばが堀の耳を打つたのは此時このときはじめであつた。それからはどんな事が起つて来るかと、前晩ぜんばんほとんど寝ずに心配してゐる。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「もっともお嬢さんが窓から出られるはずもありませんね。……、その前晩まえのばんには何か変ったことでもなかったのですか」
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そんならばと申すので、是から段々旅支度をして、いよ/\翌日あした立つという前晩まえばんに、忠平が親父のもとへ手紙をりました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)