前後不揃あとさきぶぞろひ)” の例文
その語るところは婢の耳に聞分けかねたれど、我子がここのあるじに欺かれて無実の罪に陥されし段々を、前後不揃あとさきぶぞろひに泣いつ怒りつ訴ふるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)