“分隔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わけへだ50.0%
わけへだて50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君には、わしは何一つ分隔わけへだてをしないが、話が話だけに、わしより経験の浅い人に話しをするのは、実はどうかとも思つてゐる。
クラリモンド (新字旧仮名) / テオフィル・ゴーチェ(著)
ただ今日では男の子が四人、女の子が五人、塩梅あんばいに振分けになってると思うばかり、男女長少、腹の底からこれを愛しての毛ほども分隔わけへだてはない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
余所よそで紹介をお求めなさるなり、また酒井先生は紹介の有り無しで、客の分隔わけへだてをするような人ではないから——直接じかにお話しなすって、御縁があればまとまる分。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あんな分隔わけへだてのない、好い人だから。