“八重山”の読み方と例文
読み方割合
やえやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが外来の手法や紋様の模倣に終らず、琉球独自の美しさを示した。ただに主府首里しゅりを中心としてのみならず、八重山やえやま群島や、宮古みやこ群島においても同じ発達を見た。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
八重山やえやま諸島の節祭せちまつりの歌と行事、一方には宮古島みやこじま世積よづ綾船あやふねの古伝等に引きくらべて、私は今改めてニライという海上の浄土のことを考えてみようとしているのである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
宮古みやこ八重山やえやま大阿母おおあもなどは、危険の最も多い荒海を渡って、一生に一度の参覲さんきんつつがなくなしとげることを、神々の殊なる恩寵おんちょうと解し、また常民に望まれぬ光栄としていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)