“全々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜんぜん33.3%
ぜん/\33.3%
まるまる33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうか……ううん、こちらにもいない……本当にいないんだ、全々ぜんぜん来ないそうだ、途中で?……むろん、逢わなかったさ……うん大変だよ、よしよし、ありがとう……。
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
右眼の視力は全々ぜん/\なくなってしまい、左の方もかすかな痛みがあって、視力に変りないけれど、至急に右眼を剔出しなければ両眼の明を失うと患者に宣告したのであります。
痴人の復讐 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
私は彼の直覚に全々まるまる賛成する。今の有田がなぜ活々したものを産めないか。止るべき道を越え、進むべき道を踏みはずしてしまったからといえないだろうか。
北九州の窯 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)