兄君にいさん)” の例文
「おとうさま、川島の兄君にいさんが」と叫びつつ、花をさげたる十ばかりの男児おのこ武男がそばに走り寄りぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「だッて、川島の兄君にいさんなんか少尉だもの。僕ア中将になるンだ」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「はははは。川島の兄君にいさん弟子でしになるのか?」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)