偽売卜者にせうらないしゃ)” の例文
「あっ、もしッ……」と、盧俊儀はさけぶ——「覚えなきことにございまする。身の不覚より、偽売卜者にせうらないしゃにたばかられ、一時は足を入れましたものの」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)