倫理モラル)” の例文
「君の排斥した許容・怯懦とは僕における賤民の影だったのだね。つまり、僕らの動きの方向を決定するものは同じ倫理モラル、——内奥の節操なのだ」
二十歳のエチュード (新字新仮名) / 原口統三(著)
軽部の倫理モラルは「出世」であった。若い身空で下寺町の豊沢広昇という文楽の下っ端三味線ひきに入門して、浄瑠璃を習っていた。浄瑠璃好きの校長の相弟子という光栄に浴していた訳である。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
小さな一つの倫理モラルが、喪失してしまつたのだ。
宿命 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)