借家人しゃくやにん)” の例文
ことに市民の半分は借家人しゃくやにんであったために、家は焼けるものと始めからきめてしまって、火事があると身のまわりの物を持って、さっさとにげて立退たちのくさんだんばかりしていた。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)