“修辞学（しゅうじがく）” の例文

「ううん、僕あ、眼なんか見ないでいったんだよ」と、にんじんはいう——「なんていうことなしにいってみたまでさ。今のは、慣用句（かんようく）だよ。修辞学（しゅうじがく）の例にあるんだよ」

にんじん (新字新仮名) ／ ジュール・ルナール(著)

“修辞学”の解説

修辞学（しゅうじがく、el: ρητορική, rhētorikē、la: rhetorica、en: rhetoric）は、弁論・演説・説得の技術に関する学問分野。弁論術、雄弁術、説得術、レートリケー、レトリックともいう。
西洋に古くからある学問分野で、その起源は古代ギリシアにさかのぼる。中世ヨーロッパでは大学の自由七科の一つに数えられた。
現代でいうレトリック（修辞技法・文彩）とはやや意味が異なり、基本的には弁論・演説の技術で、聴衆の説得・扇動・魅了を目的とするかなり政治的なもの。そのため修辞学では、聴衆を丸め込む心理操作の技術が大きな位置を占め、さらに演説者の身ぶりや発声法なども重要視された。つまり、修辞学は文彩だけでなく、言語学・政治術・話術・演技論・感情分析・思考法などの総体だった。
(出典:Wikipedia)

修	常用漢字 小５ 部首:⼈ 10画
辞	常用漢字 小４ 部首:⾟ 13画
学	常用漢字 小１ 部首:⼦ 8画