俊三しゅんぞう)” の例文
弟の俊三しゅんぞうはまだ生まれて三年たらずではあったが、末っ子で、はじめから母の乳房ちぶさで育ったためか、誰に対しても無遠慮な振舞いがあり、次郎の眼には、彼こそ第一の強敵のように映った。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)