促織こおろぎ)” の例文
みん宣宗せんそうの宣徳年間には、宮中で促織こおろぎあわせの遊戯を盛んにやったので、毎年民間から献上さしたが、この促繊はもとは西の方の国にはいないものであった。
促織 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
ぐったりとなって心配している成の耳に、その時不意に門の外で鳴く促織こおろぎの声が聞えて来た。成はびっくりして起きて見にいった。虫はまだ鳴いていた。成は喜んで手を持っていった。
促織 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)