“何方様”のいろいろな読み方と例文
旧字:何方樣
読み方割合
どなたさま58.8%
どちらさま41.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母「何方様どなたさまでございますか、さっぱり見えませんが、どうか御勘弁を願います、不届至極な奴でございます、サアこれへ来い/\」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「やい! 何方様どなたさまもよくおいで遊ばされやがったね、へへへへへへ、何御用でございますか、仰せ聞けられまし、へへへへへ。」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
友「へい/\、どういたしまして新店しんみせのことで、何方様どちらさまへでも参ります、う云う物が御入用様でげすか、えー宅にありませんでも取寄せて御覧に入れます」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
『はい、瀬川は手前でごはすよ——失礼乍ら貴方あんた何方様どちらさまで?』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)