“仲睦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかむつま60.0%
なかむつ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じ迷信と言うなら言え。夫婦仲睦なかむつまじく、一生埋木うもれぎとなるまでも、鐘楼しょうろうを守るにおいては、自分も心をきずつけず、何等世間に害がない。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
若い彼等二人は、仲睦なかむつまじそうに、一つ蒲団に抱き合って寝た。相手の腕が自分の肢態したいにしっかり、からみついている間は、安心して睡った。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
日頃は、主従以上、親子以上、仲睦なかむつまじい叔父おいであったが、るるに過ぎて、ひとつ蹉跌さてつが生じると、ふたりの仲には、威令いれいや尊敬を持とうとしても持てなかった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清澄の山奥から連れて来たという、唯一の友達と仲睦なかむつまじく遊んでいました。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)