“仏蘭西”のいろいろな読み方と例文
旧字:佛蘭西
読み方割合
フランス96.8%
ふらんす3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最近のフランス映画でも「沐浴ゆあみ」の如きは、陸軍将校の私生活を極度にだらしなく描いて、仏蘭西フランス軍隊はさんざんのやうに見えるが
日本映画の水準について (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
……父さまは良い方だったわ、あたしが母さまに似ているので、彼女のようだという意味から仏蘭西フランス語で、『彼女エル』と呼んだんだわ。
海浜荘の殺人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
同じメリケン粉でも伊太利いたりー仏蘭西ふらんすの南部の方から出るのは気候風土が日本に似ているせいか大層粘着力が多くって饂飩には極く上等です。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
わざ/\仏蘭西ふらんすにゐる義妹いもうとに注文して、六づかしい名のつく、頗る高価な織物おりものを取寄せて、それを四五人でつて、帯に仕立てゝて見たりなにかする。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)