“今戸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いまど97.0%
いまと3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俳諧師はいかいし松風庵蘿月しようふうあんらげつ今戸いまど常磐津ときはづ師匠しゝやうをしてゐるじついもうとをば今年は盂蘭盆うらぼんにもたづねずにしまつたので毎日その事のみ気にしてゐる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
昼頃から降り続いた雪が、宵には小やみになりましたが、それでも三寸あまり積って、今戸いまどの往来もハタと絶えてしまいました。
本所ほんじょも同じように所々しょしょ出水しゅっすいしたそうで、蘿月らげつはおとよの住む今戸いまと近辺きんぺんはどうであったかと、二、三日過ぎてから、所用の帰りの夕方に見舞に来て見ると、出水でみずの方は無事であった代りに
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)