五拾銭ごじっせん)” の例文
浜町はまちょうまで五拾銭ごじっせんだと言って、それから男の人はわたしの耳に口を寄せて、「あなた、毎晩銀座を歩くのか」ッていうのさ。わたしのことを街娼ストリートだと思ったのよ。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)