二冬程ふたふゆほど)” の例文
で袢纏の絹縮はその頃から二十年位前に織られて染められて呉服屋の店へ出されたものであらうと今から思へば思はれます。私はこの袢纏を二冬程ふたふゆほど着て居たやうに思ひます。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)