“乳牛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちちうし40.0%
にゅうぎゅう20.0%
うし20.0%
ちゝうし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この家の土間は葡萄棚ぶどうだななどに続いて、その横に牛小屋が作ってある。三頭ばかりの乳牛ちちうしが飼われている。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
はりいたをふみたてる牛の足音がバタバタ混合こんごうして聞こえる。主人も牛舎ぎゅうしゃへでた。乳牛にゅうぎゅうはそれぞれ馬塞ませにはいって、ひとりは掃除そうじにかかる、ひとりはにかかる。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
乳牛うしは皆んな牧場まきばへ放してあるし、あれ等を牛舎こやへ入れるまでにはまだまだ間がある。おお、ここも暑くなって来たぞ。
麦畑 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
その朝から赤塚氏は仔牛と一緒にちゆう/\唇を鳴らしながら蒙古牛の乳をすゝつてゐるが、何故呉俊陞が乳牛ちゝうしと一緒に、仔牛まで送つて来たのか、それだけは幾度考へても判らないといふ事だ。