乱離骨灰らりこつぱひ)” の例文
旧字:亂離骨灰
乱離骨灰らりこつぱひになつたのと、「あんちおきや」の同勢が鯨波ときの声を轟かいて、帝の御輦ぎよれんを中にとりこめ、雪崩なだれの如く攻めかかつたのとが、かんはつをも入れまじい、殆ど同時の働きぢや。
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)