之奴倍之シヌベシ)” の例文
古事記伝、新考、新訓等もこの第二説である。集中、「君を離れて恋に之奴倍之シヌベシ」(巻十五・三五七八)があるから、「之爾」を「死に」と訓んで差支のないことが分かる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)