丸本慈三まるもとじぞう)” の例文
それは、デリックのしたにあぐらをかいて、さっきからのさわぎをもうわすれてしまった顔附で、せっせと釣道具の手入れによねんのない丸本慈三まるもとじぞうという水夫が、口を出したのである。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)