中臣鎌子なかとみのかまこ)” の例文
蘇我時代の中臣鎌子なかとみのかまこの子孫は、王朝時代には藤原氏として大族をなし、代々、高官の地位を独占し、権勢をふるった。その一族は、いずれもみな、自家本位の人びとであった。
のちに天皇天智てんちとなった中大兄皇子なかのおおえのおうじが、その人であった。レジスタンス式の気力をそなえた人物であったにちがいない。その人は、中臣鎌子なかとみのかまこと共謀して、蘇我氏の権力を奪うことを企てた。