“丑刻半”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やつはん75.0%
なゝつはん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜中に拔け出したには違ひあるまいが、お島さんが松井町の妹の家を脱け出したのはまだ亥刻よつ前(十時)で、火事は曉方近い丑刻半やつはん(三時)ですよ
夜中過ぎ——丑刻半やつはん(三時)少し前かな。宵に氣分が惡いと言つて騷いだ娘のことが氣になるから、部屋を覗いて見ると、床が空つぽで本人は居ない。
おこし其夜家内は寢鎭ねしづまりやゝ丑刻半なゝつはんとも思ふころ不※ふと起出おきいかねて勝手は知りしゆゑ拔足ぬきあしさし足して奧へ忍び行き佛壇ぶつだんの下より三百五十兩の大金を盜みいだし是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)