不精不精ふしょうぶしょう)” の例文
私は不精不精ふしょうぶしょう白銅を取り上げてち上った。そして台所の風呂敷を持って勝手元かってもとの土間へ降りた。
魂の方では驚かなくっちゃならない。また実際驚いた。驚いたには違いないが、今まであやふやに不精不精ふしょうぶしょう徘徊はいかいしていた惰性を一変してきっとなるには、多少の時間がかかる。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)