上達じょうたつ)” の例文
上野城を分捕り、三郎兵衛の首を得るときは、何びとにもあれ、その功を上達じょうたつし、存分、御褒美ごほうびを取らすであろうぞ。——時を得ずして僻村へきそんにある勇者は出でよ。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたくしはもう二三年致せば、多門はとうてい数馬の上達じょうたつに及ぶまいとさえ思って居りました。………
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ひとつ、学校がっこう先生せんせいのところへいって、どうしたら、上達じょうたつするか、おはなしをうかがったらいいぞ。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)