上司かみつかさ)” の例文
江馬修えまなかし氏、南部修太郎氏、長田秀雄氏なども、それぞれ熱心なファンだったが、その中で終始変らなかったのは、上司かみつかさ小剣氏が一番であろう。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
(僕に白柳秀湖氏や上司かみつかさ小剣氏の名を教えたものもあるいはヒサイダさんだったかもしれない)
追憶 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
上司かみつかさ君の作は『子を棄てる籔』と『狐火』と両方読んで見た。何方も上方気分のよくあらはれてゐる作である。『子を棄てる籔』は、何処か西鶴の『文反古』の中にあるものを私に連想させた。
自他の融合 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
上司かみつかさ小剣氏の時計8・15(夕)