上丁しやうてい)” の例文
釈奠は春二月と秋八月とに行ふもので、上丁しやうていの日に於てする。萩野さんに質すに、朝廷の例が上丁であるゆゑ、武家はこれを避けて中丁とした。しかし往々上丁を以てしたこともあるさうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)