七蔵爺しちぞうじじ)” の例文
あれあれ危しまた撓んだわ、誰か十兵衛びに行け、といえども天に瓦飛び板飛び、地上に砂利の舞う中を行かんというものなく、ようやく賞美の金に飽かして掃除人の七蔵爺しちぞうじじを出しやりぬ。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)