二百二十四号ツーハンドレッド・トゥエンティー・フォー」「七十六号セブンティ・シックス」二人は起ち上がって代わる代わる答えた。互いに番号を名乗るのが党員間の挨拶あいさつでもあり、合い言葉にもなっていたのだ。
鉄の規律 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
七十六号セブンティ・シックス」第二の男がつづいて言った。
鉄の規律 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)