一軒立いっけんだて)” の例文
もっとも一軒立いっけんだてではない。長いむねがいくつも灰色に並んでいるうちの一番はずれの棟の、一番最後の番号のその二階が彼の家族の領分であった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)