“一架”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとつ50.0%
いっか25.0%
ひとたな25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浜の方へ五六間進むと、土橋が一架ひとつ、並の小さなのだけれども、滑川なめりがわかかったのだの、長谷はせ行合橋ゆきあいばしだのと、おなじ名に聞えた乱橋みだればしというのである。
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この須弥壇しゅみだんを左に、一架いっかを高く設けて、ここに、紺紙金泥こんしきんでいの一巻を半ば開いて捧げてある。見返しは金泥銀泥きんでいぎんでいで、本経ほんきょうの図解を描く。……清麗巧緻せいれいこうちにしてかつ神秘である。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
必要によって当時の図書館長バルビールに命じてつくらせました、函入はこいり新装の、一千巻、一架ひとたなの内容は、宗教四十巻、叙事詩四十巻、戯曲四十巻、その他の詩篇六十巻。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)