“一側”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとかわ56.3%
ひとかは31.3%
かたがは12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごみごみした街中ではあるが、往来の一側ひとかわ裏には、やぶだの畑だのがいくらもあって、椿も咲いていれば、梅もほころびかけている。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
両側もろがはの立枯並木、しも見れば一側ひとかは並木なみき、時をりにとまる鴉もその枝の霜にすぼまり、渡り鳥ちらばる鳥もその空に薄煙うすけぶり立つ。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
若しこの堤の一側かたがは對面むかひかはより短かゝらずば、彼のことはしらねど、我は全く力盡くるにいたれるなるべし 三四—三六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)