一丁稚いちでっち)” の例文
身体は丈夫だし、酒は飲めるし、男ざかりではあるし、書いたものは世間に迎えられるし、これがかつて角帯の草履姿で重い本を背負ってあえぎ/\大通りを歩いていた一丁稚いちでっちだろうか。
日本橋附近 (新字新仮名) / 田山花袋(著)