“ミルク”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:みるく
語句割合
牛乳75.0%
乳白12.5%
乳酪12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牛乳ミルクさえ飲む気にならん。陽気は暖か過ぎる。胃は重い。引く足は千鳥にはならんが、しか踏答ふみごたえがないような心持である。そとおろすせいかも知れぬ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その光には、冷たい清冽な敬虔な気品があって、また、それにぼっとした乳白ミルク色の濁りがあるところは、奥底知れない神性の啓示でもあろうか。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
乳酪ミルクを買う銭がないので、ひまをつぶして、あっちこっちと情け深い人の恵みを求め歩いた。で、昼はまずどうやらこうやら過ごしていくが、夜が実につらい。
ネギ一束 (新字新仮名) / 田山花袋(著)