“ミコト”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:みこと
語句割合
45.5%
18.2%
18.2%
大人9.1%
御言詔9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此は、「オノミコト和魂ニギタマを八咫鏡に取りけて」(国造神賀詞)など言ふ信仰に近づいてゐるのだ。威霊を与へると云ふ点では一つである。
負気オフケなくミコトに 背くヤツコ等を キタめ尽して帰れ。日を経ず
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
飛鳥・藤原の宮の頃から、皇子・日つぎのみ子の外に皇子ミコミコトと言ふ皇太子の資格を示す語が出来たらしい。
貴種誕生と産湯の信仰と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
布留フル大人ミコトは、嫋女タワヤメ眩惑マドヒによりて、馬じもの縄とりつけ、シヽじもの弓矢カクみて、大君の御令畏ミコトカシコみ、天離アマサカ鄙辺ヒナベマカる。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
天皇は、天上の神の御言詔ミコトを伝達して、其土地の人、及び、魂に命令せられる。其間は、天神と同じになられるのである。
古代人の思考の基礎 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)