“マイナス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
30.0%
負数10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歴史に追求せられたものが、歴史のどこの事実にもそのプラスマイナスを嗅ぎわける感覚がここにかくれている。
近代美の研究 (新字新仮名) / 中井正一(著)
そういうつもりで、自分の場合にっいて、終戦後六カ月間の仕事をふり返ってみると、殆んど九割までの努力はマイナスゼロにする努力であったように思われる。
硝子を破る者 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
背後から抱えられて、グサリと突き立てられたとき、屍体には、かがむのと、伸びる反射運動とが連続して起るのだ。だからきずの歪みが、その屈伸に符合する。正数プラス負数マイナスに化ける。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)