“ポンプ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ぽんぷ
語句割合
喞筒96.7%
竜吐水3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、井戸の水を吸上喞筒ポンプみだしている若い女を見つめている。それでよいのだ。はじめから僕は、あの女を君に見せたかったのである。
彼は昔の彼ならず (新字新仮名) / 太宰治(著)
熔接が終ると、次は、水槽内の水を、艇内の喞筒ポンプでもって、吸い出しにかかった。これは、大して面倒なことではなかった。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そうして今日の竜吐水ポンプの模型……地球儀の模型、螺旋車の模型、軍船の模型、楽器の模型、磁石の模型、写真機の模型……玩具屋の店へでも行ったように、無雑作に四辺に取り散らされてあった。
天主閣の音 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)