“パツケ”の漢字の書き方と例文
語句割合
荷物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれは併し隣のいた席へ荷物パツケを置いてあとから入つて来る乗客に「これは僕の友達の席です」と云つて拒んだ。
素描 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
女は荷物パツケをおれに持たせて置いて二人の二等の往復切符を買つた。荷物パツケかさの割に軽いものである。おれは女がなぜこんな荷物パツケを持つて出掛けるのか解らなかつた。
素描 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
里親ヌウリツスは此街に住んで居ます。この荷物パツケほどきませう、みんなモン・プツテイに持つて来たんですよ。十七ヶ月も見ないんですもの、どんなに可愛くなつて居ますでせう。物もよく云ふでせうねえ。
素描 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)