“ハム”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:はむ
語句割合
低唱16.7%
塩豚16.7%
火腿16.7%
熏豚16.7%
燻腿16.7%
燻豚16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南ヘルス産の黄葡萄酒・北リオハ産の赤葡萄酒なんかとい気に月を仰いで低唱ハムしていると、忍んで来た勇士達が、このセニョラの窓の下で鉢合せを演じて盛んに殺したり殺されたりする。
あんまりい月夜なので、ドン・ホルヘもつい、うろ覚えの南部ヘレス産の黄葡萄酒・北部リオハ産の赤葡萄酒なんかと、むかし主馬頭夫人モンテイロセニョラがやったように月を仰いで低唱ハムしようとしたところが
第三の肉屋でも、塩豚ハム腸詰ソーセージを注文しながら、やはり買わずに水の中へとびこんでいる。つまり三度とも目的をもたずに現われたと云えるだろう。
水中の怪人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
これは第一のと似ているんだ。はじめは越前堀の雑貨店だろう。第三のは霊岸島の河岸かしにある肉屋なんだ。これは十八日の晩のやはり十時ごろだが、同じように雨外套を来た男が塩豚ハム腸詰ソーセージ
水中の怪人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
食楽は、精進しょうじん料理がお好き。まず録糸まめそうめんにてつくる魚翅ふかのひれ湯葉ゆばでつくれる火腿ハム、たまに彼女はかつて母とともに杭州コウシュウ西湖サイこにある功徳林食処へ精進料理を味わいに行った。
新種族ノラ (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
遊佐がまさぐれる半月形の熏豚ハム罐詰かんづめも、このまうけにとてみちに求めしなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そして喜んで喰べたのは、サンドウィッチ、ビスケット、燻腿ハム! 我々の勧めたジンも口に合わないのか、一口含むと、顔をしかめて、もうらぬと言わぬばかりに手を振った。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
刻んだ豚脂ベーコンの入つた鉢と燻豚ハムとを引き寄せると、百姓が乾草を掻きよせる熊手とあまり大きさの違はないやうな肉叉フォークをとりあげて、それでもつて一番重たさうな一ときれを突き刺した。