“ツンドラ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:つんどら
語句割合
苔原50.0%
凍原50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寂漠たる苔原ツンドラ地帯。せいぜい一尺ぐらい、それより育たないわい小な白樺と松。湿風モリヤンカが吹いて通る。琥珀こはく色の太陽。雁の声。空寂。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
勘察加カムチャッカのパランスクで密漁中、監視砲艦のために撃沈され、スタノヴォイの苔原ツンドラ地帯に流刑され、河流工事の強制労働に従事させられていた、第二神風丸(舶籍、小樽市)の乗組員
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
一、苔原ツンドラと Radio
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
だが彼の照尺ゼロの凝視のなかに見出されるものは、彼がいみじくも「凍原ツンドラとエスキモー」と名づけたところの、いわゆる八〇年代のロシア生活の泥沼だった。