“センチメンタル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
感傷的71.4%
情緒感的7.1%
情緒的7.1%
風流気7.1%
風流氣7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は彼女を急に感傷的センチメンタルに思ひ出す。僕には彼女の心臟が硬いのか、脆いのか、分らなくなる。
不器用な天使 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
(ゴシック建築はクラシズムの典型である。)また彼等は、一切の情緒感的センチメンタルなものや、曖昧茫漠あいまいぼうばくとしたものを排斥して、ひとえに判然明白たる、理路整然たる詩を尊んだ。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
即ち前に他の章で述べたように、欧洲に於ける詩の歴史は、実に抒情詩リリック叙事詩エピックとの対立であり、詩情に於ける「情緒的センチメンタルなもの」と「権力感情的ヒロイックなもの」との、不断に交流する二部曲である。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
風流気センチメンタルといふわけではなく、わづかなる消夏の憬れである。
緑の軍港 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
風流氣センチメンタルといふわけではなく、わづかなる消夏の憬れである。
緑の軍港 (旧字旧仮名) / 牧野信一(著)