“シーツ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
敷布90.5%
寝布4.8%
被布4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またある時は、あの白いおおいの下で彼女が足を動かして、波打った長い敷布シーツのひだをかすかに崩したようにさえ思われました。
すでに紳士だから世のつねの紳士のごとく、いかに身に粗服をまとうとも靴の先だけは木賃宿の寝布シーツで拭いて光らせている。
字で書いた漫画 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
赤茶気た室内電燈に照らされた寝台の中には最前の小柄な瘠せ枯れた白人の老爺が、被布シーツから脱け出してゴリゴリギューギューといびきを掻いている。
人間レコード (新字新仮名) / 夢野久作(著)