“コーダ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
全絃合奏33.3%
全音合奏33.3%
終節33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠く幾つかの壁を隔てた彼方で、四つの絃楽器は、あるいは荘厳な全絃合奏コーダとなり、時としてはささやく小川のように、第一提琴ファースト・ヴァイオリンがサマリアの平和を唱ってゆくのだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
しかし、頭のなかでは、それまで分離していたいくつかの和声旋律が合して、急に一つの荘厳な全音合奏コーダとなりとどろいた。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
やがてそれに続く異常な終節コーダ、あの神秘的なピアニシモ、あの影の深淵。その上に幅びろい光が落ち、そこから巨人的な力が立ちのぼる。