“アナクロニズム”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
時代錯誤80.0%
時代錯誤的20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はあ。余っ程時代錯誤アナクロニズムの顔をしています」
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
時代錯誤アナクロニズムだ。日本の物質界も精神界も此通りだ。君、九段の燈明台を知つてゐるだらう」と又燈明台が出た。「あれは古いもので、江戸名所図絵に出てゐる」
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
何かしらお伽噺とぎばなしのなかに見たような時計のような気がしたり、また、ああいう原始的な巨大な動物との対照上、時代錯誤的アナクロニズムな、文明と野蛮とでもいうような感じを起させるのである。
或る少女の死まで (新字新仮名) / 室生犀星(著)