“アイスクリーム”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氷菓63.6%
氷菓子18.2%
雪花膏9.1%
高利貸9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとベンジンの臭いのするよれよれの燕尾服に身を固めた父親のピョートル・レオンチイッチが寄って来て、桃色の氷菓アイスクリームの皿を差し出した。
三沢は看護婦に命じて氷菓子アイスクリームを取らせた。自分がその一杯に手を着けているうちに、彼は残る一杯を食うといい出した。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まごまごしてると、自分にるいが及ぶかもしれないから、前線にもう出ると言った。店には窓際に中国人の客がひとりいるきりだった。寒いのに雪花膏アイスクリームをたべている。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
至極結構なれども、実はその気焔きえんの一半は、昨夜うちにてさんざんに高利貸アイスクリームいたまいし鬱憤うっぷんと聞いて知れば、ありがた味も半ば減ずるわけなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)