“わじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
和上83.3%
和尚16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、直義ただよしがたずねると、和上わじょうは歯にきぬを着せぬたちの者とみえて。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「雲林院の和上わじょうが、何の御用ばしあって、御同行なされたのじゃ」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
和尚わじょうから旨をうけて、寺僧はすぐ山門のほうへ走って行った。やがて三平は、茶屋庭に平伏して、何事かと床上しょうじょうの信玄を仰いだ。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さればことしの年越しは洛中にあって、正月も都で迎えることになろうとぞんずる。和尚わじょうにも、御健固ごけんごにおすごしあるよう……
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まだ和尚わじょうのお耳には入れてございませんでしたが、実はその者は……昨夜おそく門をたたいて、わたくしどもの房へ泊めておいた旅僧でございます。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)