“れんちゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
恋着100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あのお筆さんという人は上林君によほど恋着れんちゃくしていたようです。お嬢さんも上林君を慕っていたようでした。
有喜世新聞の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
勘定をして見ると往来を通る婦人の七割弱には恋着れんちゃくするという事が諷刺的ふうしてきに書いてあったのを見て、これは真理だと感心したくらいな男である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「寒月が何かその御令嬢に恋着れんちゃくしたというような事でもありますか」あるなら云って見ろと云う権幕けんまくで主人はり返る。「まあ、そんな見当けんとうでしょうね」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)